Mac雑感

 2007-11-24
とりあえず2週間ほどMacBookに移行した雑感。

【ハードウェア面】
外観は異常に美しい。過去最高だと思っていたVaio Type TZを超えている。
凸凹が一切存在せず、底面が完全フラットなのは強烈なものがある。
スリープ時に光る白色LEDなど、いちいちデザインに金がかかっている。

メモリ増設が異様に簡単で、素人でも失敗しないようにレバーがついている。
HDDもトルクスドライバが必要だが交換は超絶に楽。

FireWireが6pinなので、FireWireデバイスに電源供給ができる。

現行MacBookのキーボード(最近のApple Keyboardも同じ)は、
ノート用キーボードのストロークに慣れてさえいれば、非常に打ちやすくタイプミスが少ない。
デザインと機能性がこうも両立できるのかと思うぐらい。
見た目は昔のパピコンみたいだが。Vaio Type TZも同じタイプなのでおそらく打ちやすいだろう。

Windowsとキーバインドが異なるが、
[半角/全角]→[command]+[Space]
[alt]+[F4]→[command]+[W]または[Q]
[ctrl]+[alt]+[del]→[command]+[Option]+[esc]
を知っている人なら問題ない。
Macは「ウィンドウを閉じる」ことで「アプリを閉じる」わけではないので
そこだけ認知しておく必要はあるが・・・

かなり有名な話のようだが熱対策に問題がある。ファンが回り出すと結構うるさい。
ファンが回ってないときはすぐに温度が上がる。もっと大容量のファンをつけるべき。

速度面ではさすがSanta Rosaノートというべきか、不満が一切ない。
メモリを最初から4GBにしているからかもしれないのだけれど。
3Dエフェクトも十分早いので、 intel GMA X3100 は十分な性能を持っている様子。

それから内蔵サウンドの音質がかなりよく、
また音楽制作アプリで実用に最低限耐えうる遅延度なのも
なるほどMacは音楽によいと思わせるものがある。


【ソフトウェア面】
まず思ったのが、最近のLinuxデスクトップはOS Xのデッドコピーなのだな、という点。
(つまりLinuxのデスクトップも美しく、使いやすいのです)
もちろん、元が同じUNIX系統であることも影響していて
UbuntuやDebianなどで慣れ親しんだgnome+compiz環境と、操作形態も画面遷移も同じ。
ネットワークドライブの接続概念も同じ(Password入れるところがわかりにくいが)、
複数画面の使い分けもExposeも同じ(というかそのまんまLinuxに輸入されてるんだなと)。

ただし、多数の開発者がカオス的に開発するLinuxと違って、完全に管理された開発だけあって
少し踏み込むと圧倒的にOS Xの方が使いやすい。
Linuxの場合は、コマンドラインインタフェースが使えて、OSのディレクトリ構造や概念を
ある程度知っていないとならないことがよく発生するのだが、OS Xは全く知らなくてよい。
というより見せない様になっている。あえて開いてみれば、もろにUNIX系なのだけど。
そのために行っている高度な技術を覗いてみると、
普通の人々にとってお金を出させるものがどれほど高次元かを感じざるを得ない。
よくlinuxを「普通に初心者が使える」風に書いているページがある(Ubuntu系にやたら多い)が
きっとお金の価値を知らないのだろうなぁと思う。
そのぐらい、ユーザーへの配慮レベルの次元が違う。

ちなみにWindows (Vistaでよい)との比較では
[good]結構速い
[good]フォントが大変美しい
[good]いちいちアニメーションがきれい(細かいところまで含めて)
[good]マルチモニタ認識がフルオート(つなぐと勝手にONになる)
[good]USBの認識が速い。Windowsと違ってほぼ一瞬。
[good]ウィンドウ管理のexpose(ただしWindowsには、代わりにタスクバーがあるのだが)
[good]仮想画面管理のSpaces(標準装備+マウスボタン一発+むちゃくちゃわかりやすい)
[good]プレビュー機能が妙に充実(ほとんど何でもプレビューできる)
[good]最初からpdfで出力・閲覧可能
[good]自動UpdateがApple製ソフトのすべてに有効
[good]iTunesがやたら高速に動く(10000曲入れたら劇的に違う)

[bad]起動中のアプリが何なのかわかりづらい(タスクバーが欲しい時があるぐらい)
[bad]ウィンドウが背面に隠れていても、exposeしないと存在がわからない
[bad]Dashboardは、Vistaのサイドバーに負けている(常時画面内に出てないとね)
[bad]ドライバ未導入のUSBデバイスなどがつながっても、一切画面に出ないので困る(笑)


【番外:音楽面】
内蔵サウンドの音質については書いたとおりだが、まずWindowsがどうなっているのかを書くと
普通の音はWindows MME、ゲームはDirectX、音楽制作はASIOと3つのドライバ概念があるため
その3つそれぞれに分けて記載する

・WindowsMME
Windows3.1や95の時代からある。発音遅延が100~500msぐらいはある。
ステレオサウンド専用?複数のアプリから出てくる音を同時に鳴らせない時代が長かった
音質のことを考えていない。(詳細は省きます)

・DirectX
ゲーム用。発音遅延20~50msぐらいかなと思う。音質はやはりあまり考えていない。
5.1chなどもある。
VistaでなんとなくWindowsMMEと融合しているような気もするがよくわからない。

・ASIO
音楽製作用。発音遅延2~10ms。リアルタイム演奏に使えるぐらい。音質に最大限配慮。
5.1chなども可能(可能というか、出力チャンネルは物理的な端子さえあれば基本的に無制限)
ただし普通のアプリから音を出力すると、音がとぎれたりするので、「音楽制作専用」。

で、問題はASIOがMS製ではない(YAMAHA-Steinbergが作った)ため
融合ができておらず、「ASIO経由で全部音を出したい」などは実質的に不可能で、
通常のソフトは音質に上限ができることになる。
また逆に、音楽制作にASIO以外を使うと、遅延やCPU負荷が高くなって困る・・・と。


Macの場合、こういう問題が一切発生していない(OS X以降と思う)。
最初からCore Audioという概念一つになっており、
音楽用だろうが普通のアプリだろうが、何でもかんでもそこから出力する。
ついでにどこかで対応サウンドデバイスを買ってきてもなんとドライバ不要でいきなり繋がる。
このために、Mac内蔵のサウンドデバイスも、音楽制作に最低限耐えうる様なものになっている。

よく考えたらすごい概念で、「ちょっと本気でいい音で聞きたい」とおもったとき
Windowsは「DirectXでまぁ普通に使える、でもちょっと音質に上限のある機器」と
「ASIOで使える、音質は間違いないが普通の使い方ができない機器」を吟味せねばならないし
ある程度の知識も必要になるのだが
Macの場合は何も考えずに買ってくれば終わるのだ。これは参った。


というわけで押し入れにしまっていた Presonus FireBox を出してきて常用中。
今度は E-MU 0202 USB が押し入れ域になりましたとさ。(echo audiofire2も押し入れの中)



【アプリ面】
長いので別途!
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