ゲージ場を見る

 2006-11-17
ゲージ場を見る―電子波が拓くミクロの世界 ゲージ場を見る―電子波が拓くミクロの世界
外村 彰 (1997/03)
講談社

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★★★★☆:ゲージ場を見る

理論の本ではなく、それを実際に見てしまえという本。
基本的には、「電子も光と同じく、波の特性(物質波)を持つ」ことを出発点として
電子線でホログラフィーなんてなかなか凄いことをやっている。
もちろん、「なんのことなのか」という理論についての説明もちゃんと入っているが
この本の楽しいところは実際の画像を載せているところ
理論物理学はあまりにも進みすぎて、実験による実証ができるレベルから
遠く離れてしまっている。
(だから、天体観測なんちゅーことをせにゃならんのだ)。
この書籍では、実証についての数少ない例外に触れることができるのだ。

なお、表題のゲージ場はもちろん記述されているが、それは1章しかなくて、
それ以外に「酸化亜鉛のホログラフィー」だの「磁力線を見てみる」だの
「超伝導現象の中で起きていることを実際に見てみる」だの、楽しすぎる。

特に超伝導は、実はこれが本書の真のハイライトであることは間違いなく
磁束量子の姿を実際に撮影してしまっているところはなかなかの興奮度だ。



なお★をひとつ少なくしたのは、「万人向け」ではないため。
やはりこの本も、物質波であったり量子力学の一般的知識がないと
楽しさが少しスポイルされるのは仕方ない。
できれば超伝導の知識も事前に仕入れておきたい。
ブルーバックスにそのものずばりの本がある(また次に紹介する)。
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